INTERVIEW
インタビュー
システム開発部 フロントグループ
2020年3月 入社
岡 樹太郎
独自にシステムを開発・運用する証券会社です。
――この会社に入社する前は、どんなことをしていましたか。
岡:システム開発会社のDX(digital transformation)推進室で、「アジャイル開発」を促進する立場の、スクラムマスターをやっていました。アジャイル開発というのは、ソフトウェア開発の手法の一つです。これまでほとんどの開発では、「ウォーターフォール開発」という、すべての仕様が決定した後に、水が流れ落ちるように上から順番に工程を進め、最終テストを経てようやくリリースするのが一般的でした。それに対してアジャイル開発は、小さな機能の単位で開発・テスト・リリースを繰り返して、本当に必要な機能のリリースまでの期間を短縮することができるので、瞬発力のある開発と言えます。それほど新しい手法ではないのですが、両方のメリットを生かすことで、より効率的な開発が可能になると思います。
――この会社に転職を決めた理由を教えてください。
岡:一番の理由は、ありていに言ってしまうと「年収」です。IT系への転職で私の倍くらい稼いでいる友人を知って、私もその人と同じくらいの仕事ができる自信がありましたので、転職を考えるようになりました。もともと投資には興味があり、金融関係の会社を候補にあげていたところ、自社で使うシステムを社内で開発するこの会社を知りました。例えばシステム開発会社で何かシステムを作ったとしても、納品したら別のシステムに関わるの繰り返しで、結局、自分が作ったものの行方が分からなくなってしまうんですよね。作ったシステムを自社で運用して、お客様からのフィードバックを受けてまた次の開発につなげるという仕事ができるのは、証券会社としては唯一無二かもしれません。
“投資家目線”を持ったエンジニアを歓迎します。
――入社して3年が経ちますが、どんな会社だと思いますか。
岡:業務をより効率化できる手段があれば、新しいプロトコルや高速通信など、提案を受け入れてくれる文化のある会社です。例えば、私は普段、どこの会社でも使われているExcelやPowerPointを使いません。理由は面倒くさいから。ドキュメント管理にはGitというバージョン管理ツールを使っているのですが、エンジニア目線の操作性があるので気に入っています。そういったシステム開発以外の部分においても、上司や経営者の方がエンジニア目線を理解してくれているので、いわゆる金融業界にありがちな、旧態依然のお堅い会社というイメージはないです。
――これからこの会社に転職を希望される方に向けて、メッセージをお願いします。
岡:システムを開発する部署ですが、”投資家目線”を持ったシステムエンジニアは、特に歓迎されると思います。例えば投資家さんの判断材料となるオシレーターにどういう意味があって、どういう使われ方をするかが理解できると、投資家さんの立場に立って、より使い勝手のいいシステムを提案していくことができると思います。多少IT系のスキルに自信がなくても、”伸びしろ”として判断してもらえるはずです。また、来年度から、積極的にアジャイル開発を取り入れていこうという取り組みが始まります。そのために、私自身としては、実際にコードをかけるエンジニアも大募集しています。まだこの会社としては土台のないところからのスタートになりますので、アジャイル開発に興味のある方に、ぜひ来ていただきたいです。